簡単にルールを説明すると、親があらかじめ設定しておいたキーワードをYes No で回答できる質問で当てるのがまず最初。
当てることが出来たら、その答えを親以外で最初から知っていたインサイダーが誰なのかを当てるというゲームであたしは大好き。
というわけで今日はロストランドへの冒険、その後にインサイダーゲームをやったからその様子を日記に書いておくことにするよ。
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あたしが黒熊亭についたのはそれなりに遅い夜でした。
店内には知った顔が集まっていてどこかへ出かけようって相談してたとこだったみたい。
でもこの晩はマスターの姿が見えなかったね。
きっとまたお店をレナータさんへ押し付けてサイコロでも振っているんじゃないかしら?
弱いんだからやめておけばいいのにっていつも思うんだけど、楽しんでいるようにも見えるからなかなか止める気も起きないんだよね。
まあそれはさておき行き先がようやく決まろうとしていたよ。
誰が言い出したのかわからないけどフェルッカにある死の街へ行こうってことで決まったみたい。
死の街っていうのはロストランドのデルシアからほど遠くない場所の事なんだけど、お墓や怪しげな砦がある廃墟みたいなところね。
そこにある祭壇になにかするとモンスターがたくさん湧くんだって。
あたしは場所を知ってるくらいの知識だったからみんなの後ろをクーシーに乗ってついていくのが精いっぱい。
だって話を聞いているときからドキドキしっぱなしだったなぁ。
いくら大勢だからと言ってモンスターがいっぱいなんて怖いもんね・・・・
死の街へついたら誰かが祭壇に儀式をしたみたいで、アンデッドたちが次々に湧き出てきた。
あたしはもう逃げまどいながらそれでもクーシーに頑張ってもらったり扇動したりしてみたよ。
とてもみんなの様子を見ている余裕がなくてどこで何が行われてるのかわからなかったなぁ。
途中でリッチに挟まれたところで気絶しちゃって、目覚めたらデルシアにいたからあわてて戻ったりもしたくらい・・・・
戻ってみたらみんなが何かを囲んでるところだったからきっとボスか何かだと思って一応加勢してみたよ。
囲まれたまま姿は確認できなかったけど、しばらくして恐ろしげな断末魔が聞こえた。
どうやらアンデッドの親玉みたいなやつだったみたいだねぇ。
全て終わった後、黒熊亭に戻って解散ってとこだったんだけど、なんとなく遊び足りない面々が数人で残ってた。
そしたらマスターがどこかから戻ってきてね、インサイダーゲームをやろうって言いだした。
きっとどこかでサイコロか何かで負けて帰って来たんじゃないかしら?
だからあたしたちから少しでもせしめて、使い込んだお店の売り上げ金をなんとかしようと思ったのかもしれないね。
暇を持て余していたあたしたちはもちろん大歓迎で返事をしたの。
だって今まで何度かやったインサイダーゲームでマスターが勝ったことないんだからね!
こうしてゲームが始まりました。
マスターが用意した答えが簡単すぎてあっけなく当てて、あたしはご機嫌だったんだよね。
でもこれは大きな間違い、勘違いだったのを後から知ったの・・・・
ルールその1 答えを当てる
これはもうそのまま、キーワードを当てるだけだからよっぽどのことがない限り当てられるはず。
なんといっても人数が多いいからどこかからいい質問が出るし、それを聞いてさらに質問を重ねられるからね。
でもこれが罠だった・・・というか勝手に罠にしちゃってたのがあたし。。。
見事に答えを言い当てた時は何とも言えない嬉しさがあってね。
それはもう得意気だったんだから!
ところが・・・
ルールその2 インサイダーを探し出す
実は本当の難しさはココにあるんだよ?
すぐに答えを当てるより、誰がその答えを知っていてうまく誘導したかをよく考える必要があるわけ。
それは答えを当てるよりもはるかに難しいことだから、よーく頭を使わないとだめなのよね。
って・・・それをもっと早く知りたかったなぁ。
いや、まあ、みんなはそう言ってたのかもしれないけど、どうもあたしにはピンと来てなかった。
そのせいで結局またインサイダーの一人勝ちになってしまった・・・・
こんな感じで楽しい夜は更けていき散々遊んで疲れたあたしたちは黒熊亭を後にしたよ。
なんといっても今日は、いつもお仕事ばかりで一緒に遊んだことの無かったMayuさんと一緒に遊べたのが嬉しかったなぁ。
お仕事中で忙しかったはずなのにお付き合いありがとうございました!
今日はあらたな気付きを得ることができた様な気がする。
一つは、人間の世界では正直なことだけが正解じゃないってこと。
もう一つは正直なことが正義なわけじゃないってことかな。
だってね、こっちに来てから誰かが他の人へ向かって 「そこのヘンテコな帽子のやつ」 なんて呼びかけるところ見たことないからね。
頭に浮かんだことをすぐにしゃべっていいのはエルフの村の中だけってことね。
それでもいまだにいまいち理解できてないこともあるのよねぇ。
それはね・・・・・
頭でいくらわかってるからって、じっと黙ってることができるのはなんでなんだろってこと!
だからあたしも今度からあんまりしゃべらないように頑張ってみるつもり。
上手くいったらちゃんと日記に書こうっと。
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あとがき的なもの
この日は#RPGの面々とFロストランド 死の街でチャンピオン湧きをしてきました。
その後は黒熊亭でインサイダーゲームをしたんですが、いつもどうもうまくいきません。。。
とにかく回答したいって気持ちが先に出てしまって自滅しているみたいなので、次からはもっと上手に立ち回りたいと思います><
おしまい。