首都ブリテイン東の街はずれにあるイベントホール、この場所に来るのは何度目だろう。
先日の肖像画コンテスト授賞式の他に、首長さんたちの話し合いとか披露宴とかでも訪れていたからもう慣れた場所って感じ。
のはずだったんだけど、今日ばかりはちょっとそう言う気楽な気分にはなれませんでした。

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だって、この日の集まりはヴェスパー首長主催による 飛鳥文学賞 の授賞式なんです。
そしてその式には受賞者としての参列なんですから緊張しないはずがありません><
応募作品はすべて拝読させていただいたんだけど、どれも素晴らしいものばかり。
そんななかであたしの拙い小説がまさか賞をいただくことになるなんて想像してなかったの。

ドキドキは止まらないし手は震えちゃうし、壇上へ上がることを躊躇していたんだけど一緒にあたふたしてたにぼしちゃんがとうとう壇上へ!
こうなったらあたしもあの場所へ行くしかないのか・・・って思いつつためらってた。
そしたらバーチンさんが 「胸張っていってきなー」 って背中を押してくれたの。
あたしは古代竜に後ろからつっつかれたみたいにびっくりしたけど、おかげでようやく壇上へ向けて一歩踏み出すことができたよ。

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次々に呼ばれて一人づつ挨拶をする受賞者の皆さまはとっても輝いて見えたなぁ。
だって、あたしは応募者ではあるけど読者の一人でもあるわけで、そのなかには心打たれた作品もたくさんあったよ。
その中でも特に気に入った作品を書かれた作者さまとこうして並んで座っているのは緊張するけどとても光栄でした。

そしていよいよあたしの番が来てしまった。
気の利いたこと喋ろうといろいろ考えてたんだけど、途中で頭が真っ白になってしまって尻切れになっちゃったね。。。
頂いたのはYew首長賞ということで、きっと在りし日のドーンとシェリーを題材にしたことが良かったのかな。
なんといってもドーンの出身地はYewだし、いまも旦那さまのオルスとともに大滝の近くで眠っていますからね。

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壇上に座っていたのは事前に発表されていた受賞者だったんだけど、そのあと本命とも言える読者賞の発表があったよ。
この読者賞にはお友達が三人も選出されて、なんだか自分のことのように嬉しかったな。
本音を言うとあたしも欲しかったけどね!

最後は、残念ながらこの場に来られなかったLibraryCafeのLatourさんにも感謝しつつのにぎやかな閉幕だったなぁ。
あたしがこのブリタニアで物書きをするきっかけをくださったラーさんにはホント感謝です。

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会が終わった後にはこれこそ本命とも言える感想を受け取ったよ。
まさにお楽しみ中のお楽しみ、読者からの感想なんだけど、実はどれくらいいただけてるのか不安でたまらなかった・・・・
けどね!そんな心配は杞憂だったみたい!
こんなにたくさんの感想がいただけてあたしは感動で涙が出てしまったよ。

もちろんすぐに読ませていただいて一つ一つから喜びをいただき、その責任の重さを感じたの。
だってあたしは自分が思うがままに書いただけなのに、それを読んでくれた方がいて評してくれた方もいる。
それだけでも出来すぎなくらいうれしい出来事なのに感想まで頂いちゃうなんてね。

もちろんあたしも感想は書いたけど、書くのが好きだから苦になるわけじゃない。
でも感想くださった方全員が今回の文学賞へ応募したわけじゃなく、あくまでいち読者として寄せてくださったわけ。
それはもう嬉しいなんて言葉で言い表すには足りないなって感じるんだよね。
感想一つ一つはあたしにとって大切な思い出になると同時に今後の創作の糧になる。
そうしていかないといけないっていうと大げさだけど、少なくとも期待をしているということを作者へ示すものの一つが感想なんじゃないかな。
だから寄せてくれた方々からの気持ちに 「重み」 を感じるの。

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せっかくなので頂いた感想の一部をご紹介しますね。
見開きでお名前が入ってしまう物を外しただけで全ての感想は全て同じだけ感謝してますよー 
こちらはこの感想の方が立派な文なんじゃないかなって思うくらいしっかりしてました。
他にも丁寧に書いてくれているもの、ここが良かったって言ってくれてるものも多かったなぁ。

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こっちはちょっと変わり種?
多分褒めてくれてるんだと受け取りましたー

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頂いた感想や選評では続きを~みたいに仰ってくださった方も多くて嬉しい限り。
でもこのお話はこれ以上は書かない、書けないので・・・・残念ながらごめんなさい。
もしこの先もっともっと筆力がついて ~if の物語がハッピーに書ける自信がついたら書けるかもしれないかなぁ。
その時が来て書くことができたなら、また読んでくれると嬉しいな。

はあーそれにしても今日はとっても嬉しくて充実してて、身の引き締まる一日でした。
とってもいい刺激ももらえた気がするし、またの機会があってもなくてもまたなにか書こうと思いました。

おしまい。



********
あとがき

とまあ、こんな感じで飛鳥のNixieが文学賞で審査員賞をいただいてしまいました。
うれしくて飛び上がって喜んだけど緊張しちゃって大変でした。。。
また掲題にも掲げましたが、賞や感想をいただくことに対しての責任とその重みはしっかりといだきつづけていきたいと思います。

今後はUO本としてLibraryCafeに収蔵されるのかと思いますので、ご興味あればぜひお読みくださると幸いです。
他の作品も素晴らしいものが多かったんですが、そんななか審査員の心に響くものが書けたことは大変光栄でした。
Web版はこちらからお読みいただけます。



受賞作品すべてのあらすじ、選評が公開されておりますので、ぜひあわせてお読みくださいませ。
こちらはLibraryCafeのLatourさまによる紹介ページとなっております。



それでは今回はこれにて失礼します。
エンターティナーなすべてのブリタニア民たちに感謝!
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